がんを知って、ともに生きる
- 高橋さとこ
- 5月25日
- 読了時間: 2分
新潟日報社主催、新潟県共催のがん対策事業に今年も参加してきました。

新潟県の「健康立県にいがた」の取り組みや、がん専門医による連続講演では、肺がん、胃がん、大腸がん、子宮頸がん、膵がんについて「がん医療のいま」をテーマに、それぞれの専門医から、実際の治療法や最前線の医療について聞きました。
日本で亡くなる人の4人に1人はがんでなくなり、がんで亡くなる人の5人に一人が肺がんで亡くなっているそうです。
また、今回も様ざまな団体によるがん啓発コーナーが設置されており、Ann美容室のアピアランスケアサポートでは、ウィッグの展示があり手入れ方法など説明してくれました。
ヘアアイロンなどで髪をセットしたり結んでアレンジすることもできます。
抗がん剤治療などによって髪の毛が抜けてしまうと、治療をしながら働き続けるためにはウィッグやケア帽子は必需品となります。ウィッグも人毛の割合によって自然な見た目に近くなりますが、費用もかかります。治療には高額な費用がかかりますし、生命保険に入っていない人もいると若い世代の方からはお聞きします。苦しい治療を乗り越えるため、見た目のケアへの助成を望む声をこれまでもAnn美容室さんはじめサポートする方たちからお聞きいたしました。

※アピアランスケアとは、抗がん剤治療などによる、脱毛や爪、皮膚の変色による見た目の変化にともなう苦痛を和らげ、安心して自分らしく生活を送るため必要なケアのこと
【新潟市がん患者アピアランスサポート事業】
そしてがんを経験された方やそのご家族などが悩みを語り合う「はなのね」によるがんカフェ、がん相談支援センターやがん患者専門看護師による、がんと暮らしの相談室による相談会の実施。私もがんカフェにお邪魔し、どのような相談が寄せられているのか伺うと、相談の本質にたどり着くには時間が足りないということを聞きました。がんに罹患した方はまだ、病気について誰かに相談することをためらう人も多く、孤独を感じていることもおききします。孤立しないよう相談体制の整備を進めていかなくてはなりません。
【はなのね】
Comments