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がん治療をしながら自分らしく生きる

がんの治療中は薬の副作用によって、髪や眉毛が抜け落ちたり、肌や爪の変色など、さまざまな外見の変化が起こります。

治療による外見の変化に対するがん患者の方たちの苦痛を軽減するケアとして、本市でもウィッグや補正具などの購入費の助成を行なうアピアランスケアサポート事業がR5年度からスタートしました。


事業の開始前にも自身がサバイバーであり、治療を行なう人たちのサポートをおこなう団体の方達や、アピアランスケアを行なっている方達から様々なご意見をいただきましたが、2回目となる意見交換会を、市女性議員の会と事業の担当課である健康増進課から参加いただき開催しましました。





【新潟市がん患者アピアランスサポート事業】


参加された方達からは、まずはようやく助成事業がスタートしたことへの喜びの声や、補助対象の範囲、事業の周知についてなど更なる要望をいただきました。


◉毛付き帽子はほぼ購入しないが、100%使用する医療用帽子は補助対象とならない。

◉こどものウィッグの場合は無償で提供されるウィッグがあるものの、成長に応じてサイズも変わるため1度の申請では足りないこと。こどもでなくとも再発の場合もある。

◉脱毛はがん治療だけでなく、脱毛症の人もいて、長期にわたり髪が生えてこず苦しんでいるにもかかわらず助成事業の対象にはならない。

◉様々な助成制度があっても、病気になってしまってからでは、自分で情報を取りにいくことがむずかしい。

◉がん患者の方たちやその家族が、相談できる場所、コミュニティへつながること。






他にも様々なご意見をいただきましたが、病気になる前に自分が知っていること、また自分の近くで治療している人がいたら伝えられる。そんな病気への相互理解が進む社会となることの大切さ、年代に応じた悩みに対する相談体制など、拠点病院に設置されている「がん相談支援センター」ともより連携が必要です。

私が、最初にアピアランスケアへの助成を求めて市へ提案をしたのが、2020年その時は県内でもまだ、どこの自治体でも制度はありませんでした。今では取り組みが進み県内19の市町村で事業が実施されています。



引き続き、いただいた件をもとに、がんに罹患しても自分らしく生きられる社会を目指し取り組みを進めて参ります。





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