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べてるの家を訪問

北海道 浦河町にある、精神障がいなどを抱えた人たち当事者同士が地域で生活ができるようにに互いに支援しあうことを目的としている地域活動拠点である「べてるの家」について、市民厚生常任委員会の委員で視察を行ないました。

偶然にも、理事長の向谷地さんからお話をお聞きすることができました。




「べてるの家」は1978年旧浦河日赤病院の精神科を退院した人たち数名で「どんぐりの会」を立ち上げたことから始まり、苦労を抱えたまま病院ではなく地域で生きていこうと、1984年に誕生しました。

べてるの家では、精神障がい当事者の社会的自立を目指し仕事として、日高昆布などの製造から販売、住む場所として、グループホームの運営、そして依存症や精神的な苦労を抱える人たちが、深刻な苦労を明るく語り合い励まし合う。苦労を希望にかえる「当事者研究」が行なわれています。

最初は当事者数名で、教会の片隅で牧師夫人協力のもとに昆布作業をしたのが始まりでしたが、今では利用者約120名、職員が80名で1億円の売上を上げる年もあるそうです。

いち企業として地域に参加し、生活しています。過疎で何もない町が、みんなで研究を続けることによって、町お越しにつなげていました。


べてるの理念


◎三度の飯よりミーティング

1ヶ月に100回以上開かれ、自分を語り、仲間の話をきき、語り合い、支えあう。

◎弱さの情報公開

「安心してサボれる職場づくり」安心してサボるためにしなくてはならないことが「弱さの情報公開」調子が良くないので助けて欲しい、代わってほしいと伝えることが重要。

◎べてるはいつも問題だらけ

病気とのつきあい、自分とのつきあい、仕事に行くかどうか、商売の仕方や運営、人間関係の苦労。問題があればあるほどコミュニケーションの場が増え、仲間が増え、アイデアが増える。




向谷地理事長、そして当事者の方たちの話をお聞きし、特に印象的だったことが、精神病院に入院し続けることは、3つの死が起きること。社会との関わりが絶たれる。家族との関係。薬による肉体的死。べてるの家では、当事者が苦労して生きることを選び、さまざまな問題がありながらも笑顔の暮らす様子を見る事ができました。精神障がい者の地域移行はなかなか進まず、新潟市にも自立を目指すグループホームはあるものの、地域活動の拠点となる核となる施設が必要であることを感じた。




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