中学生へのデートDV防止セミナーの見学

デートDVとは、未婚の若いカップル間で起こるDV(ドメスティックバイオレンス)のことですが、暴力といっても、身体的なものだけではなく、携帯電話の着信やメールのチェック、交友関係や行動の監視など、相手を自分の思い通りにしようとする行動や態度をとるなど精神的苦痛を与えることもあてはまります。



新潟市では高校、短期大学、大学、専門学校などの生徒、学生や教職員向けに予防セミナーを実施していますが、高校生になると既にデートDVに苦しんでいるケースもあり、中学生はまだ成長過程にあるため予防教育が柔軟に浸透し、暴力に対する考え方や対応策、そして人権教育の充実にもつながることから、R元年度より中学生への予防教育の取り組みを実施しています。民間団体が行っている「デートDV防止セミナー」がどの様に行われ、生徒達がどういった反応を示すのか、東区の中学校を訪問し、実際の授業を見学させて頂きました。





予防教育の内容は、デートDVかもしれない!場面を設定した寸劇を担任の先生方に協力頂き演じてもらう事で、笑いがありながらも、お互い対等な関係とはどういうことか、相手を尊重し思いやるとはどういうことなのか真剣に学んでいました。

また、デートDVだけではなく、望まない妊娠・出産についての性教育や、虐待についてのキーワードもあり、家族間での暴力についても気づく機会となることが期待できる内容でした。

DVが被害者に及ぼす影響は,肉体的なものだけではなく,PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの精神的な影響も指摘されています。



子供への影響については,DV被害を受けた親が,安定しない精神状態で養育することが虐待リスクを高め,子供自身も問題を暴力で解決しようとする誤った認識を身につけてしまう恐れや、DVを目撃した子供は脳が萎縮し,発達に悪影響を及ぼす可能性、暴言を受けた子供は,記憶や感情をつかさどる脳の部位の機能障害について言われています。

若年層のうちから、DVについての知識を持ち、相手を思いやり、対等な関係とはどういうことか学ぶことが必要であることを感じました。