夜間中学校

京都市下京区の「京都市立洛友中学校」へ民主にいがたの会派のメンバーで視察に行きました。

洛友中学校は、交通の便が非常に良い場所に位置し、昼間部生徒と夜間部生徒とが、世代や国籍を超えてふれあい学び合う全国唯一の学校です。






・昼間部:不登校特例校

不登校を経験したが、それを克服しようとする学齢期の生徒が学ぶ

・夜間部:夜間中学校

様々な理由により学齢期に義務教育を受けることが出来なかった、あるいは十分に学ぶことができなかった生徒が学ぶ

(※不登校特例校とは、不登校児童生徒を対象とする特別の教育課程を編成して教育を実施する学校)

「人は何のために学ぶのか」を伝えた、洛友中学の前身となる郁文中学校が開校したのが、1947年。この郁文中学校に二部学級が開設されたのが1968年。その後、新築となった校舎で現在の昼間部、夜間部の形態で洛友中学校が開校したのが2007年。今年で15周年を迎えます。


校長先生に学校の取り組みについてお聞きしたところ、ピーク時は100人近い生徒が在籍していたが、現在は義務教育未終了の理由が変化し、19名。不登校経験者や外国人が増え、中でも女性が圧倒的多数を占めている。その背景には、男は学歴、女は家に入って家庭を守るという考え方あった時代に、学校へ行けなかった女性達の存在があげられました。ようやく様々なことが終わり、学校へ行きたいと思うため、年齢も50歳以上が多く、80代の方も数名在籍されていました。この元気の良いおばちゃん達が学校の良い雰囲気を作り、不登校の子ども達も自然に接すしってくれるなど、相乗効果もあるようです。

また、洛友中学校の特徴としては、教育課程でも昼間部と夜間部の交流・合同時間が設けられています。通常、二部制の場合は昼間の時間が終わった後に夜間が始まりますが、触れ合い学び合う学校としての取り組みを行なっています。

昼間部と夜間部の良さを生かし、世代や国籍を超えてふれあい学び合う学校について、その取り組みを視察させていただきました。




現在、夜間中学校は不登校の特例校としての取り組みが検討されていますが、全体的に利用人数の減少と外国籍の方達の増加が課題にあげられます。これまでの夜間中学校としての役目は現代社会の中では需要が薄く、不登校児童生徒は増加しています。本市には夜間中学校はありませんが、義務教育の学び直しの機会として広く活用でき、不登校の子ども達の選択肢となりうるよう引き続き調査を行なって参ります。