ひとり親の支援を行なう、ボランティアグループ「にいがたお米プロジェクト」主催のフードパントリーが開催されました。会場は、いくとぴあ食花の「花とみどりの展示館」で初開催でした。前回の会場は万代の「おおかま」でしたので、今回は半分以下のスペースでしたが、ボランティアへ参加された方たちは約60名、来場者は約150名で前回と同様の参加人数でした。
フードパントリーは今回で4回目。子どもたちの貧困問題をなんとかしたいと願う、とある団体の方たちが家庭で眠っている食料品や衣料品、日用品などを集めてお米プロジェクトへ寄付をくださったことから始まりました。最初は集められた様々な物資を提供するフードパントリーだけの開催でしたが、回数を重ね、またコロナの感染状況広がる中でも支援の必要性から、感染防止を考慮して策を練り、広い会場での試みが行なわれました。そして、ひとり親家庭では、親御さんが仕事と子育てに追われ、精神的な余裕がなかったり、孤独・孤立に陥りやすい状況や、子どもたちはそんな親の様子を感じとり、様々な我慢をしている状況があることから、繋がり、相談、子どもたちの笑顔に焦点を合わせたコーナーの設置などに取り組むようになりました。目的が増えれば、関わる人も増える。応援するボランティアも増える。出来ることも増える!そんな簡単なことではないのでしょうが、ボランティアとして活動をしてくれる仲間は回を重ねるごとに増えたようです。
今回開催された「秋のフードパントリー」、パントリーのコーナーは個人で集められた様々な物資をはじめ、農家さんからの新鮮な野菜、フードバンクからの物資、新潟県労働金庫さんからの女性用品などの配布。また花とみどりの施設を活かした、「フラワーアレンジメント」の体験や、大学生達が手がけたキッズコーナーは大人気。資源の再利用を意識した「子ども服のリユースコーナー」は参加者からの持ち寄り。保健師さんから担当いただいた、各種健康相談や、女性専門員による心や仕事、養育費などの専門相談コーナーなど、皆さんで準備した手作りのイベントでした。
来場された方からは、「人の優しさ、温かさを感じることができ、元気が出た。またがんばろうと思う」そんなメッセージをいただき、参加されたボランティアの皆さんも活動の元気につながるようです。参加された大学生たちも、参加することで、様々な環境に置かれた子どもたちがいることを知り、関わることで、今後自分たちも自分の地域で何ができるのか?感じたことがあったようです。イベント準備、実施に関わられた皆さんの苦労も感じます。またイベントは喫緊に必要とする食料支援となります。子どもたちの健康で明るい成長につながるよう、様々な方たちや支援を行なう団体と繋がること、そして継続的支援を求め活動を続けて参ります。
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