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日本赤十字社新潟県支部 新社屋

5月に竣工予定の新社屋を見学。




災害時には救護活動の拠点となる役割に加えて、日常は防災や応急手当などの体験や学習ができる施設です。




災害への備えと発生時の対応としての機能の他に、市民参加の活用の場としての機能も兼ね備え、100名規模の市民参加型防災体験などの実施や、地域の会議や研修会など多目的に活用できるホール、ボランティア活動の拠点となるボランティアルームは学校の部活やサークル活動などにも利用出来ます。

地域の交流の場として、学生の学習スペースなどに利用できるラウンジは前面ガラス張りで光が差し込み、ホールとラウンジを一体化させることによって防災対策本部が設置できる設計となっていました。





施設の立地する場所には向かいに小学校があります。またいくつかの高校や大学もあり、文教地区でもあるので、子どもや若者の居場所として地域に開かれた施設として期待され嬉しい限りです。



屋外のテラス・駐車場では、災害時は仮設救護所の設置、災害に備えた救護訓練の実施を行ないますが、屋外イベントや防災体験教室など、ここでも地域の交流の場としての活用方法が検討されていました。

赤十字社の社屋といっても、地域住民にとってはなかなか馴染みがないものかもしれません。しかし、日頃から地域に拓かれた施設としての役割を担うことは、地域の防災意識を高めることに役立ちますし、救護活動の拠点として赤十字の役割、必要性を理解することができます。

今後の展開に期待です。



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