本日で12月議会が閉会となりました。
令和5年度決算の認定、能登半島地震への対応として私道復旧支援や、被災相談窓口の開設、物価高騰対策として住民税非課税世帯への給付金、その他の補正として学校の空調設備の整備など約191億円増額補正し、総額約4,520億円の予算が承認されました。
私が現在所属している環境建設常任委員会では、おもに能登半島地震への対応や、新年度工事の早期着手、人件費補正などの議案について委員会審査が行なわれ、私道災害復旧支援事業については、11月末時点での申請件数420件に対し、工事完了が122件であることから、早期の着工を望む市民の要望に答えるため、できる限りの対応強化を行なうことを意見要望いたしました。

その他、議員提案による、「北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書」については全会一致「選択的夫婦別姓制度の国会審議を求める意見書」については賛成多数で可決されました。

「選択的夫婦別姓」は夫婦で名字を同じにするかしないかを選べ、夫婦それぞれが自分の名前に対して持っている思いを尊重し、夫婦の家族の絆の在り方の多様性を認める制度です。
女性が結婚・出産後も働き続けるだけではなく、社会のリーダーとして活躍することが増える中、パスポートの戸籍名と通称の違いで、海外にはないダブルネームを使い分ける不審者とされたり、研究者の論文など戸籍名によるため、キャリアの分断、一人っ子など実家の名字の存続など、婚姻の妨げとなるなど、通称使用には限界があると経済界からも指摘されています。また、夫婦同姓の下で結婚前の名字を変更するのは、96%が女性であり、国連の女性差別撤廃委員会から女性差別だと繰り返し指摘されています。この様な背景から「選択的夫婦別姓制度」の導入について、認めてよいと考える人が増えています。
社会経済情勢の変化に伴い国民の意識や価値観は確実に変化しています。個人の尊厳と両性の本質的平等を求め、選択的夫婦別姓制度を導入するための民法改正を求め賛同いたしました。
その他、毎年の新年度予算委対する市長要望を、会派、区議員団、市女性議員の会でそれぞれ提出を行ないました。
Comentarios