全国の各地を記録的な猛暑が襲い、気象庁が今月1日、今夏6~8月の全国の平均気温が統計開始以来最高だったことを発表しました。各地で記録的な暑さを観測し、本市の秋葉区では最高気温が全国で最も高くなった日もあり、命を守るため、また災害への備えとしてもの熱中症対策の強化が急務となっています。
(問1)本市の救急搬送の状況について
→ 5月から10月までの調査によると、例年300名前後で推移しています。令和5年は8月末時点で580名、令和4年の同時期と比較して284名の増加。死亡者は出ていない。また、搬送者の半数が65歳以上の高齢者が占めている。
(問2)クーリングシェルターの設置状況はどうか
体温の上昇を防ぎ、熱中症による死亡者を減少させるためのいわゆるクーリングシェルターの活用が「公助」として積極的実施が求められます。しかし周知が足りず、特に熱中症弱者として見守りの必要な高齢者の方たちには届いていない。
→「コミュニティオアシス」を、現在138の市有施設と20の民間施設で実施。
市民に浸透していなことの指摘について周知強化、さらなる手法について関係部局と検討・連携していく。
(問3)給食室のエアコン設置状況について
給食室では毎日数百名分の調理が行なわれ、児童生徒の健康を支えています。猛暑で、調理室内の温度は40度を超える日が続きもう体力の限界だという声をお聞きしました。今後も気温の上昇が予測される中、熱中症対策と、食の衛生面から考えてもエアコンの設置は急務と考える。
→給食室を設置している学校の内、小学校が61校の中、25校、中学校が8校中、1校。その他はスポットクーラーで対応している。
異常な暑さの中、協力店ではありませんが、無料のウォーターサーバーが設置されているイートインコーナーのあるスパーなどでは、そこを子供たちが勉強に利用している姿や、近隣の方達が涼みに使っている姿がみられました。他都市では熱中症予防として、休憩や水分補給が出来、熱中症の正しい知識の啓発を行なう場所として活用するため、マップの作成や、利用しやすいように入口や休憩スペースに旗の設置をするなどの取り組みを行なっている自治体もあります。急な体調の悪化を防ぐ場所、ちょっとした地域の居場所としても是非協力施設を増やし、市民にとって活用しやすい場所となるよう努めていただくこと。
給食調理室へのエアコン未設置の学校への設置が完了するには、学校の大規模修繕工事と合わせるとR16年の完了予定となることから、明らかに、早急に対応を行なっていただくこと。
対策の強化を行なうには全ての部局に関連した取り組みが必要となるため、関係部局がそれぞれ情報共有や対策の連携を図るべく取り組みを進めるよう提案いたしました。
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