中央区の鳥屋野小学校を訪問。
学校でこどもたちの状況に応じた居場所作りとして、また不登校の児童生徒の学びの場を確保し、学びたいと思った時に学べる環境整備の一つとして取り組まれている、スペシャルサポートルーム(SSR 校内教育支援センター)を見学。
SSRは利用するこどもたちに合わせて設置しているため、各学校で設置の仕方は違い、空き教室や空いているスペースを活用して、支援スタッフなどの活用や学校ボランティアの協力も必要です。
新潟市では現在、小学校では108校中51校が設置に取り組んでいます。
どういった居場所となっているのか?
・周りの視線を気にせず入りやすいか→ 空き教室を利用している。普段はこども達はあまり通らない。たまに何をやっているかのぞきにくる子もいる。
・不登校の子が他の生徒に会うことなく玄関を通らず教室に行けるのか
→ 児童玄関から入れる子の場合は別に導線は確保していない
・教室らしく見えず落ち着ける場所か→ 利用者が学習のサポートを希望しているため、教室の雰囲気であった
・協働での学習と、個別の学習が両立するレイアウトか→ 自分のクラスに行ける子はクラスに行く時間を作り交流している。クラスに入れない子はタブレットで事業の配信。パーテーションの設置で分け、机といすの設置。
・事業の途中でのSSRへの出入りは他の子は気にならないのか→ まだそういう子の利用はない。保険室へ行くが、保険室もけがの治療のこどもでいっぱい。擁護教諭の先生がゆっくり相談できる体勢になっていないのが現状。
・利用者の感想→ SSRをやっているから学校に行くと言っている。居心地がよいと感じている。支援員が自分たちだけの先生。担任とはまた違った見守り役となっている。
・SSRは特別な部屋ではなく、すべての生徒が利用できる部屋ととらえているか?→ 必要な子にとって週1回午前中だけだと利用できない可能性もある。誰でも利用できると理想だが、利用している子が人が多い環境を望まないということもある。
課題:1週間に1回の実施を回数を増やすには、学校の先生たちの協力が必要だが、空き時間がほとんどなく厳しいのが現状であった。
引き続き、こどもたちが利用しやすい居場所となるよう提言を行なって参ります。
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