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マツ枯れ調査

新潟市中央区の西海岸公園では、近年松食い虫によるマツ枯れ被害が深刻化しています。

被害木を最小限に抑え、早期発見へつなげるため、感染木の新芽の伸び方と葉の色調の違いについて、新潟大学自然化科学系教授・農学部長 中田誠先生からご協力を頂き、現地調査を行いました。



地上からの目視による、感染の兆候があらわれているマツの見分け方についてご指導頂き、空中からはドローンによる色調変化を識別する実験も同時に行いました。

この現地調査をもとに、今後更なる感染木の減少が見込めるよう取り組んでいきます。




松くい虫による被害木はH30年の328本からR1年には2,364本に一気に被害が拡大しました。伐倒燻蒸による大規模な感染木の処理と樹幹注入や空中散布による防除作業が行われ、R2年は1,167本となったものの、100年前後の樹齢の大径木を含んだかなり木が伐倒されました。西海岸公園の付近には民家が隣接しているため、一部の区域では防風林としての機能の低下によって、海風により家の揺れを感じるといった被害も出始めています。






また、市民の休養、保養の場としても利用されている公園のため、処理後の被害木が山積みとなっている状況も問題となっています。


まずは、被害の収束。そしてその後は森林再生の取組みが必要となります。

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