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想定を超える感染者への対応を求めて緊急要望

急速に感染が拡大し、本日発表された新潟市内での感染者数は過去最多の60名となりました。県独自の特別警報が発令され、飲食店への時短要請が行われているものの感染拡大に歯止めをかけられない状況です。

大都市圏では自宅療養者が急増する中、様態が急変し基礎疾患のない若い年代の方を含め相次いで無くなる方が出ている状況や、高熱が続く苦しい様子などのニュースから、自宅療養への不安を感じる声を頂きます。

想定を超える感染者の増加に備えた対策をとらなくてはなりません。ワクチン接種の加速化、感染者の急増に備えた医療提供体制の強化、学校園での感染対策、特に影響を受ける事業者への支援など、多くの市民は行政に求めています。

民主にいがたの会派5名で、以下のとおり市長、教育長宛てに要望致しました。



新型コロナウィルス感染症の感染急拡⼤に対する緊急申し⼊れ



1、希望する49歳以下の市民へのワクチン接種加速化のための体制強化について


デルタ株により急速な感染拡大防止の観点からもできるだけ早期に接種を望む若い人への接種が求められている。

本市のアンケート結果からは、勤労者世代においては希望する場所、時間帯が集中することが想定される。接種回数を単に確保することだけでは接種が進まないことは高齢者への接種実績からも明らかであり、ニーズに合致した日時、場所でワクチン接種ができる体制を望む。

加えて、今後のワクチン供給量増加、接種希望者の動向に合わせて当初予定していた集団接種会場をさらに増設するなど、ワクチン供給量増加に合わせてできる限りの対策を取れるよう準備を望む。

2、感染者の急増に備えた医療提供体制の強化について


救急患者の受入や手術の延期など影響を極力抑え、想定を超える感染者の急増に備えた医療提供体制の強化をおこなう必要がある。感染者急増に備えた重症者受入病床の確保を県と連携し、市民の命を守る対策を求める。

また長岡市では、感染の早期確認を目的に帰省者に向けに抗原検査をおこない、予定を大きく上回る検査の利用状況となり、市民の安心安全確保に努めている自治体もある。医療逼迫状況に陥ることのないよう、感染拡大リスクを最小限に抑えることが重要であるため、必要な施策の実施及び感染経路やデルタ株の危険性について、情報発信の強化をおこなうこと。

3、学校園での感染対策の強化について


デルタ株によって感染拡大が懸念されており、夏休みが終わり学校園が再開されるタイミングに合わせて、あらためて学校での感染症対策を行っていただきたい。今まで以上に感染力が高く、子ども同士での感染や子どもから大人へ感染する可能性が高まっている。専門家の意見を聞き、必要に応じて新潟市立学校園ガイドラインの見直しを行い、感染予防と学校生活への不安解消に努め、児童、生徒、保護者、教職員への情報提供と情報共有を徹底すること。

万が一、学校内でクラスターが発生した場合には、教育委員会が率先してサポートすること。また、学校内での感染者や濃厚接触者への差別や偏見が起こらないように今一度周知を徹底すること。

4、人流抑制による影響を受ける事業者への支援


今後急激な感染拡大が止まらず、特別警報の延長、まん延防止措置重点措置の適用などがやむを得ず実施された場合、関係する事業者への影響は非常に大きいものとなる。人流抑制施策が延長されるなど今後の施策動向を踏まえ、事業者への適切な支援を実施すること。



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