不登校を医療現場から考える
- 3月19日
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~教育・医療・福祉の連携による「未来の子ども病院プロジェクト」~
一般社団法人 病気の子どもたちの教育を支援する会 代表理事で、国立病院機構新潟病院小児科医長の西牧謙吾氏をお招きし、不登校と医療をテーマに議員学習会が開催されました。
全国で不登校の児童生徒が増加する中、子どもを学校に戻すことだけが目的ではなく、子どもたちが、学校に行けなくなった理由について不登校の背景にある医学的要因を丁寧に調べることの重要性を学びました。

新潟県柏崎市の国立病院機構新潟病院では、不登校専門外来を開設し、2年間で小中学生83例を診察。その結果、ASD(自閉スペクトラム症)対応が42例(51%)、うつ・不安障害対応が26例(31%)、心身症対応が11例(13%)と、大半の子どもに医学的対応が必要な診断がつくことが明らかになりました。
なお受診した柏崎市在住の小中学生63人を追跡したところ、不登校の改善率は82.5%。
西牧先生は、不登校は教育現場だけの課題ではなく、社会との接点を失い引きこもりへとつながる社会全体のリスクであると指摘。教育・福祉・家族の連携を掲げた国の「トライアングルプロジェクト」には医療の視点が欠けていたことが、十分に機能しなかった一因ではないかと分析しています。
トライアングルプロジェクト(2017年12月 文科省と厚労省が共同発足)https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/0000203292.pdf
こうした課題を解決するため、西牧先生が推進するのが「未来の子ども病院プロジェクト」です。これは新しい病院を建てる構想ではなく、教育・医療・福祉をICTで結び、地域のどこにいても子どもと保護者が必要な支援を受けられる多職種連携の仕組みづくりです。柏崎市では市教育委員会と病院が連携体制を構築し、学校別ケース検討会や支援人材育成研修を実施するなど、先進的な取り組みが進んでいます。
本市においても不登校対策は、教育・医療・福祉の三者が連携し、こどもたちとその保護者を地域全体で支える仕組みづくりを進めて行くことが重要を考えます。











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